2010年2月5日金曜日

THE WONDER YEARS interview 2008/11/9















THE WONDER YEARS
(Philadelphia, Pensylvania, US)
http://www.myspace.com/thewonderyearspa

Soupy - Sings
Kennedy - Drums
Mikey K - Keyboards
Josh - Bass
MattBrasch - Guitar
Casey - Guitar


続いてはフィラデルフィアのTHE WONDER YEARSです。アメリカではカリフォルニアのNO SLEEP RECORDS所属のバンドで、これまでに『Tour EP』、『2007 Tour EP』をツアー限定でリリースし、フルアルバム『Get Stoked On It!』、7inch『Won't Be Pathetic』をリリース。日本ではbullion/VALVE DRIVEの大輔さんのレーベル"Grand Star Recording"から『Get Stoked On It!』がUS盤とはアートワーク違いでリリースされています。単独作以外だとBANGARANGとのSPLITと、ALL OR NOTHING(UK)とのSPLITもリリースされてます。そして、今年の1/26に2ndフル"Upside"がリリースされたばかり!

※このインタビュー時にはまだALL OR NOTHINGとのSPLITと2ndフルはリリースされていない時期です。


THE WONDER YEARS interview

●インタビューに答えてくれてありがとう。まずは結成から現在までの活動について教えてください。
「やあ、僕はDaniel Jason Campbellだよ。でもSoupy*1と呼んでくれてもいいよ。」
*1 Campbellとは有名なスープのブランド名でもあるので、きっと彼はそこからSoupyというあだ名をとったのでしょう。

●まずは結成から現在までの活動について教えてください。
「元々はジョークで始まったバンドだったんだ。みんなそれぞれ真剣に活動してた違うバンドにいたんだけど、ある日ただ楽しむためだけに何か始めようということになったんだ。もちろんライブとかも全然考えてなかったよ。今まででsplit EP、tour EP、full length、7inch、あともうすぐまた新しくsplit 7 inchをリリースする予定だよ。アメリカには2回、ヨーロッパにも2回、そして東海岸はもちろんたくさんツアーしてきたよ。Warped TourやCornerstone Festival(http://en.wikipedia.org/wiki/Cornerstone_Festival)も含めてね。しかも、僕たちの曲がポルノビデオで使われたんだ!その時がまさに僕たちがやったぜ!と思った瞬間だったね(笑)」

●バンド名の“THE WONDER YEARS”の由来は?
「初めて練習したときに適当に言ってみたんだけど、それがそのまま続いてるよ。さっきも言ったようにジョークで始まったバンドだったし、こんな風にバンドがなると思ってたからバンド名とか全然気にしなかったんだ。でも僕は好きだけどね。」

●最も影響されてるバンドは?
「最近はSHOREBIRDS、LIVING WITH LIONS、DILLINGER FOURのような音楽にハマってるかな。でもやっぱり結局はSAVES THE DAYや、LITTLE LEAGUE、THE STARTING LINE、NEW FOUND GLORY、MOTION CITY SOUNDTRACKに影響されてるんだろうな。」

●BANGARANGとのsplitについて
「ただ笑いをとれるような音楽を作ってみた、とでも言っておこうかな。ただ座って、「おぉ!もし痩せるためにモッシュするとかいう歌をつくったら相当おもしろいんじゃないか!」とか言ってつくってるだけだよ。実際数分前に、その曲を書いてたところだよ。このsplitはニュージャージーが嫌いなこととか、レプラカーン*2が嫌いなこととかモッシュして痩せることとか、亡くなったSteve Irwin*3のこととかについて歌った曲がこのsplitに収録されているよ。これはただの意味もなく作った音楽だよ。」
*2 アイルランドの伝説の小さな妖精。その妖精を見つけると宝のありかを教えてくれるといういわれている。
*3 動物園長および環境保護運動家であり、クロコダイルハンターで有名になった。オーストラリア国内では世界で最も有名なオーストラリア人と呼ばれている。


●1st ALBUM『Get Stoked on It!』については?
「このアルバムで一番力をいれたのは曲を書いてた時かな。たぶんこの『Get Stoked On It!』はいいところも悪いとこもあるように感じるんだ。なにせ曲を書くのになんだか急かされてたからね。気に入ってない曲も数曲あるよ。他にも好きじゃない部分もちらほらある。なんでこんなの書いたんだろうって不思議に思うくらい気に入らない歌詞もある。次のアルバムは僕たち自身が誇れるものにするよ。モッシュピットを狙ったバカげたモッシュパートはもういらない。ただ語呂が合うからってだけの歌詞はもういらない。ただもう一曲トラックが必要だったからってつくった曲はもういらない。今までのは忘れてほしいくらいだ。次に僕たちがリリースするのはあらゆる分野において良くなってるよ。でもだからと言って僕たちの音楽が変わるわけでもない。もしへヴィパートが必要ならあるし、歌詞もTHE WONDER YEARS感が失われているわけでもない。僕たちは今回ただもっと真剣に取り組んで音楽と向き合ってみただけさ。」

●なぜNo SleepとGrand Star Recordingからリリースすることになったのですか?
「No Sleepを選んだ理由は簡単だよ。社長のクリスを信用していたし、彼のことが好きだったからね。もちろん今も。あ、今ちょうど彼にメールを打ってたところだよ。彼はなんか社長というよりも友達なんだよね。僕はNo Sleepが大好きだし、レーベルを探しているどのバンドにもここを勧めるね。Grand Star Recordingについては彼らが僕たちのレコードに時間を費やしてくれそうに見えたんだ。僕たちはアメリカにいるから日本でどうなのかよくわからないけど、頑張ってくれてたらいいな。」

●リリース後のツアーでは何か変化はありましたか?
「もしその変化というのがメンバーチェンジのことなら、答えはノーだね。今メンバーは6人いるんだけどこれといって変わったことはないよ。もし音楽に対しての考え方だったなら、変わったことはあったよ。ある時自分のくだらない歌に嫌気がさしたときがあったんだ。毎晩Kool Aid*4について歌うのが本当に嫌だった。僕にとってなんの意味もなかった気がしたし、そんな歌を感情こめて演奏するなんて辛かったよ。この歌を歌わなきゃいけないツアーが終わった後、僕たちはなにかちゃんと意味がある音楽をつくらなきゃいけないって気づいた。そうすればちゃんと毎晩演奏し続けていられるし、その曲をつくった時と同じ気持ちでいられるんだ。」
*4 クラフト社から出ているアメリカで最も有名な粉末ジュース。

●新作を7inch(レコード)でリリースする理由はどんなとこにありますか?
「レコードは最高だよ。もっと売れるし見た目もいいしね。しかもリミテッドだともっと価値のあるものにもなる。CDもいいけどね。でも本当のことを言うと、多くの人はCDだとネットでただダウンロードするだけさ。もし君がなにか目に見える形のものがほしいなら、それは本当に最高だよ。そしてそれがまさにレコードなんだ。」



●あなたたちの音楽をどのようなファンに聴いてもらいたいですか?
「特に誰に聴いてほしいっていうのはないよ。でも人種差別主義者の人や、同性愛者のようなファンの人はあまり好まないかな。あと僕たちのライブで、若いキッズやちょっとオタクっぽかったりイケてないキッズをわざと傷つけたりするようなファンも好まない。僕たちはただ楽しむためにその場にいるんだ。でも、もし誰かがライブで賛成出来ないようなことをやっているならそのただ楽しむことさえも難しくなる。」

●あなたたちの出身地でもあるフィラデルフィアのメロディック/ハードコアシーンについて教えてください。
「日々最高になってってるよ。昔はライブハウスなんて2、3個しかなかったのに、今じゃ変わってきてる。“The First Untarian Church”はいつも最高なライブをやっているよ。たくさんのライブハウスは今、地下形式なのが多いかな。あと21歳以上じゃないと入れないとこも多いけど、僕たちがプレイする時は年齢制限はなくしてもらってるよ。新しい人々が来てライブをブッキングして、新しいバンドがライブをしに来る。僕はそんなこの環境が好きだな。」

●フィラデルフィアで人気があるバンドは誰ですか?
「フィラデルフィアで一番人気のバンドは多分BLACKLISTEDかな?いや、ちょっと待てよ、VALENCIA。うんVALENCIAだね。」

●今までに一緒にプレイしたバンドやエピソードや思い出はありますか?
「今まで数えきれない程多くのバンドと一緒にプレイしたよ。多分何百ものバンドかなぁ。でもその中でも印象深いのはSET YOUR GOALS、I AM THE AVALNCHE、FOUR YEAR STRONG、THE ERGS、VALENCIA、FIREWORKS、LIVING WITH LIONS、BOYZ II MENとかかなぁ。本当にたくさんのエピソードがありすぎるくらいだよ(笑) お気に入りの話はこの前のツアーのときのかな。MexicoのGulfていうとても温かくてとっても透き通っていてキレイな水のある海に泳ぎに行ったんだ。それはもう本当に最高だったよ。でもその水が温かいがゆえにクラゲが出てたんだ。言うまでもなくGuのCaseyが数か所刺されたよね。もちろんそれが痛みだしたけど、その痛みを止めるたったひとつの方法はお酢でその痛みを中和させることだった。知っての通り、お酢なんて海辺で見つけられるものじゃないよね。でも僕の尿にそのお酢成分が含まれてることに気付いたんだ。だからビーチで、もちろん公衆の面前でCaseyの足に尿をかけてやったよ。まだ良かったのはたまたまCaseyが奴の太ももにKool Aidのタトゥーがあったからそれを目印にできたよ。」

●今後はどんなバンドとツアーしたいですか?
「そうだなー。僕の好きなバンドはほとんどみんな解散しちゃったからね。たぶんDILLINGER FOURと一緒にライブできたら最高だね。彼らの曲はノンストップでずっと聴き続けてるからね。あと僕が聞いて育ったSAVES THE DAYとかNEW FOUND GLORYも最高だ。」













●今年から来年にかけての予定を教えてください。
「多分ほとんどが楽曲作りになるかな。いくつかの僕たちの好きなバンドとツアーしてsplit 7 inchを2月にリリースするよ。春はきっと新しいアルバム用に音楽作りかな。夏からはまたツアーするよ。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、それと多分メキシコ。運が良ければ日本にも行きたいよ。」

●日本には興味がありますか?また、日本のバンドやシーンについて何か知ってることはありますか?
「日本でライブ出来たらもう本当に言うことなしだね!VALVE DRIVEと是非とも一緒にライブしたいよ。彼らは日本版MXPXだね。」

●最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「If anyone wants to help us tour there next year, get at me. I would love nothing more than to go over and hang out in Japan with you guys. I hope you like the new stuff. Keep an eye out for our new "split 7 inch" this winter and new "full length" late summer/early fall of '09. If you don't have Won't Be Pathetic Forever yet, please pick it up off the webstore. Stay cool.」


NEW ALBUM "Upsides" OUT NOW!






















♪MUSIC
BANGARANG - Frozen Over, First In Line

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